黒部の太陽 特別編
1968年作品。石原裕次郎と三船敏郎の共演作。邦画にして、なかなかスケールの大きな見ごたえのある一本でした。戦後最大のプロジェクト黒部ダム建設の為、トンネル工事を中心とした人々の物語。岩岡(石原裕次郎)と父親との確執、北川(三船敏郎)の長女との結婚、難病にかかってしまう次女の話等、ベタな話がてんこ盛りではありますが、VFXも無い時代に迫力の出水事故シーンや、無数のエキストラを使った群衆シーン等、今ではなかなか撮れそうに無い映像に驚きました。物語は昭和31年(1956年)から始まるのですが・・・当時、先の大戦の影が多大にあるのが興味深かった。トンネルの掘削現場の暗いシーンの合間に、如何にも”日本の伝統美”の様な映像を挟み込んだ演出もなかなか良かった。一番凄いと感心したのがキャスティング!志村喬、宇野重吉、大滝秀治なんかが、ほんのチョイ役で出ています!黒部ダムは高校の修学旅行で一回だけいた事がありますが、ダム完成までに、こんな男たちの苦労があった・・・と思うと・・・ちゃんと見ておけばよかった~^^;
8点/10点満点中
【121本目】
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