青いパパイヤの香り
ベトナム語題: Mùi du du xanh, フランス語題: L'odeur de la papaye verte, 英題: The Scent of Green Papaya
1993年仏・越合作。BS12の「東京ごはん映画祭」なる番組は冒頭に舞台となる国・地域の料理を紹介して始まるわけですが・・・これが長い!結局本編が始まったのが番組開始の13分後・・・だれるぞ!。しかし・・・いざ始まってみてみると・・・これが凄かった。ベトナム戦争前、1951年からのサイゴンを舞台に、幼くして使用人として、とある金持ちの家にやってきた少女ムイの物語。美しい映像美と音楽・・・それも、前半はベトナム古典音楽と不協和音が続く現代音楽、後半はクラシックピアノと現代音楽・・・(1960~70年代の日本の映画やTVでも、よくあった気がする)・・・台詞が極端に少なく、まさに感性を試された気がした。成長したムイも、最初は「え~!これは無いだろう!?」って感じでしたが、物語が進むにつれて美しく、妖艶になっていく演出に驚いた。ハリウッド製の・・・使い捨て・見た後何も残らない・・・みたいな映画ばっかり見ていると、こういう映画の原点みたいな作品が新鮮に感じる。アジアには、まだまだ映画作家の原石が沢山眠っているのを実感しました。
9点/10点満点中
【105本目】
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