さよならジュピター
英題:Bye-bye, Jupiter
1984年作品。東宝が本気で作った初のSF映画にして日本のSF映画の息の根を止めた記念碑的作品。公開が「スターウォーズジェダイの復讐(帰還)」の一年後・・・と言う事で、如何に日本の映画界が斜陽産業化して遅れを取っていたかを確認できる。・・・とにかく酷い!
太陽系に接近するブラックホールを木星爆破と言う手段を取って回避する・・・と言う作戦に、ジュピター教団なるカルトの様な集団の妨害が入って・・・と言う話。とにかく、どこを見ても、劣化した「2001年宇宙の旅」や「スターウォーズ」みたいなシーンばかり。何をやりたいのか理解に苦しむ・・・特に、ジュピター海岸でのサメのくだりなんか、入れる必要あったのか?こんなのだったら、東映の「宇宙からのメッセージ」の方がまだ理解できる。稲川素子事務所の素人外人タレント総動員の様なチープな演技も酷さを引き立ててくれている!
いきなり前半、かなりの時間を割いた全裸の三浦友和とパツキン姉ちゃんのエロシーンがくど過ぎ!親子で劇場へ行ったら気まずさ全開だったでしょう!
衝撃的だったのは・・・現在、香港でもつ鍋屋をやっている元globeのマークパンサーが子役で出ていた事かな・・・(爆)言いたい事は山ほどありますが・・・久しぶりに言います・・・
・・・時間と金返せ!
2点/10点満点中
【41本目】
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コメント
お久しぶりです。重かったパソコンから新型に変えたので、スイスイと訪問できようになりました。
この映画で一番笑ってしまうのは、上条恒彦みたいな顔の、あっと驚くタメゴローみたいなグリーンピースの教祖ですね。観た人みんなからツッコまれているみたいです。
小松左京は「どうや、2001に匹敵するやろ」と得意満面だったそうです。どうかしてますよね。
投稿: アラン・墨 | 2012年3月15日 (木) 20時55分
>アラン・墨さん
お久しぶりです!最新PCでバンバンBlogアップしてくださいね!
確かに、あの教祖、インチキ臭かったですね!しかもポール・大河とか言う聞いた事無い役者だし・・・
SF映画なのに松任谷由美やら杉田二郎の曲がかかったり、小道具でマクドナルドやらタバコ(キャビン)の玩具が登場したり、タイアップ臭プンプンしてるのも鼻に付きました。
当時、小松左京が結末を「2010年」にパクられた・・・みたいな事を言っていたのを覚えています。
投稿: ぴろQ | 2012年3月16日 (金) 00時44分