ミリキタリの猫

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原題：The Cats of Mirikitani

2006年アメリカ作品。2001年1月ニューヨーク・ソーホーでホームレスの状態にあった日系人画家ジミー・ツトム・ミリキタニ氏を追ったドキュメンタリー。頑なにアメリカの社会保障を拒否する彼には、第二次世界大戦中、日系人強制収容所での過酷な体験に基づくアメリカへの不信があった・・・。911同時多発テロをきっかけに始まる本作品の監督との共同生活の中で、次第に心開き、60年と言う時間とその中で受けた苦悩を、次第に許していく様に心打たれた。時間が進むにつれ、ミリキタニ氏の表情に生気が甦って行くのが印象的でした。エンドタイトルも良かった！

8点/10点満点中

【97本目】