潜水服は蝶の夢を見る
原題:Le scaphandre et le papillon
英題: The Diving Bell and the Butterfly
2007年フランス作品。脳溢血により全身麻痺になってしまった元ELLE誌の編集長ジャン=ドミニク・ボビー氏の実話。前半は長い昏睡状態から意識を戻したものの体の自由が全く効かず、更には右目を縫い合わされてしまった主人公の主観的撮影~中後半は、瞬きのみで自伝を書き綴る様子が客観的撮影と主観的撮影が交差しながら話が進む。時折出てくる幻想的な場面が、主人公の苦悩と希望を見事に表現していた。絶望的な話であるものの、時にユーモアと希望を持ちながら自伝小説を書き続ける主人公の姿に救われる。体は潜水服をまとい深海に沈んでいるようだが、記憶と想像力は蝶のように大空を舞う・・・心に染みた一本。文句無し。
9点/10点満点中
【12本目】
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ぴろQ今月の一本!(4月)(2013.04.30)
- プロメテウス(2013.04.11)
- アベンジャーズ(2013.04.17)
- 悪人(2013.04.12)
- ぴろQ今月の一本!(3月)(2013.03.31)
「DVD」カテゴリの記事
- ぴろQ今月の一本!(4月)(2013.04.30)
- プロメテウス(2013.04.11)
- アベンジャーズ(2013.04.17)
- 悪人(2013.04.12)
- ぴろQ今月の一本!(3月)(2013.03.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント