« 師が走ると書いて・・・ | トップページ | 泰のインスタントラーメン6 »

2010年12月 1日 (水)

第9地区

District_9 原題:District 9

2009年作品。日本公開がアバターの余韻が残る2010年4月にずれ込んだのと、広告の悪さ(TVCMでは徳光和夫が出て、何やら講釈たれてたな・・・)でイマイチぱっとしなかった不運な作品でした。しかし・・・今回鑑賞しての感想は・・・評判通り素晴らしい作品でした。インタビューを交えたドキュメンタリータッチに仕上げたのと、適材適所のVFX効果で、絶対あり得ない「難民と化したエイリアンのキャンプ」を低予算ながら素晴らしいリアリズムで表現。特筆すべきは、本作ほど主役とエイリアンに対する印象が、オープニング~エンディングで変わってしまう作品も珍しい!と言う事。監督の演出力に脱帽してしまいます。単にエイリアンと人類との構図に囚われず、南アのヨハネスブルグと言う舞台を考えると、SFと言う枠にはまらない社会的メッセージも受けてとれる・・・

9点/10点満点中

【176本目】

|

« 師が走ると書いて・・・ | トップページ | 泰のインスタントラーメン6 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

DVD」カテゴリの記事

コメント

いやぁ、、、仙台で見ましたよw
ついついおもしろくて。

あの主人公のダメダメさがいいですねぇ。


しかし、この作品のいいたいことがわからん
結局ふえていくエイリアン。www

ダメなやつらはどうしようもない。
ということですか?

燃料で組織が変化するのもわからんし

投稿: うぶすぶ | 2010年12月 1日 (水) 18時28分

>うぶすぶさん
確かに細かい所を突き詰めると、作りの甘さ・・・と言うか説明不足も否めませんが、久しぶりにB級SFで生きの良いのが出て来た!って感じですよね!!

投稿: ぴろQ | 2010年12月 2日 (木) 15時55分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第9地区:

» ■映画『第9地区』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
映画『第9地区』は、南アフリカに宇宙難民として暮らすエビ型宇宙人と、彼らを違う地区に移住させる業務の責任者となった男の物語です。 “身勝手で、自身の利益しか考えない人類 VS 何もできない被征服者としての宇宙人”という構図は、映画『アバター』にも通じるものがあり... [続きを読む]

受信: 2010年12月21日 (火) 10時38分

« 師が走ると書いて・・・ | トップページ | 泰のインスタントラーメン6 »