七人の侍
英題:SEVEN SAMURAI
まだまだ残っています・・・黒澤明特集!1954年(昭和29年)作品。本作は台湾旅行の際、台湾製激安DVDを買って持っていたので、今更録画して見る事も無かったんですが・・・せっかくだったので録画して見ちゃいました。
改めて見ると・・・さすが黒澤作品の最高傑作との誉れ高い作品だけあって、半世紀以上前の作品であるにもかかわらず、今見ても十分見応えがあります。登場人物・・・心優しく、力強く、魅力的な侍たち・・・そして百姓たち・・・それぞれの個性が見事に表現してあります。モノクロながら物語の時代にタイムスリップしたかのようなリアリズム、今の時代では安全性の問題で、絶対に再現できそうもないアクションシーン(アレ絶対けが人出てるよ・・・)、勝四郎と志乃のロマンス、ラストのミュージカルの様な田楽のシーン・・・等々・・・これでもか!と言う位、映画の楽しさを詰め込んであります。日本でもこんな素晴らしい映画ができたんだ!と・・・なんだか誇らしい気持ちになりました。
古い映画だから・・・長い映画だから・・・日本映画だから・・・とか言って食わず嫌いな人は、絶対損してますよ!
黒澤明特集は敢えて点数はつけません。
【169本目】
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コメント
こんにちは。
仰るとおり安全性に問題ありますよね。この映画の撮影方法は現在だったら、特にアメリカだったら俳優組合が拒否するでしょうね。
また黒澤映画の知識をひけらかすようですが、チーフ助監督だった堀川さんの話によると、野武士が馬に乗って丘から駆け下りるシーンは、丘というよりも岩石がゴロゴロした崖に近く、監督には絶対重傷者か死人が出るとアドバイスしたそうですが、監督は「死人が出てもしょうがないかな」とつぶやいたそうです。堀川さんはゾッとしたと語っていました。
投稿: アラン・墨 | 2010年11月23日 (火) 11時38分
>アラン・墨さん
死人が出ても仕方ない・・・と言ってしまう、黒澤監督のリアリティへの拘りに感心してしまいます。(笑)
「蜘蛛の巣城」での撮影時、三船が黒澤に向かって「俺を殺す気か!?」と、怒鳴った後、怒り静まらず、黒澤宅に散弾銃をもって押し掛けた・・・と言うエピソードも今では笑えますね。
投稿: ぴろQ | 2010年11月24日 (水) 19時58分