ブラッドダイヤモンド
アフリカ西部・シエラレオネ共和国の内戦の中でのダイアモンドを巡るサスペンス。内戦の状況が酷い。反政府軍のRUF(革命統一戦線 Revolutionary United Front)のやってる事は、かつてインドシナ半島で行われたカンボジアのクメールルージュにも匹敵する・・・彼らは、ポルポトの大義名分で虐殺を行ったが・・・この話は違う。
原因を作っているのは、紛争ダイヤモンドを買っている先進国・・・我々と間接的に結びついた話なのだ・・・アフリカの政情不安は先進国が絡んでいる・・・という強烈なメッセージを発している。
ショーンコネリーの娘ジェニファーコネリー演ずるジャーナリストが、難民キャンプを見ながら言った「CNNの天気予報とスポーツの間に見た事があるでしょう?」・・・・・あまりにアフリカの内戦に無関心な先進国に向けた強烈な皮肉・・・考えさせられました。
ディカプリオはダーティな役なのに・・・やっぱり、タイタニックのイメージが着いて回る・・・他の役者がやったらどうなるかなぁ~・・・とか思って見てました。
9点/10点満点中
【86本目】
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コメント
最近アフリカ問題に関心があって、このブラッドダイヤモンドも見ました。
発端は『ルワンダの涙』
これ、もう本当につらい映画で胸が痛くなりました。
人間ってどこまで悪魔になれるんだろう。。。と
アフリカの問題はすべてとは言わないけど、確かに先進国が絡みすぎていますよね。特に欧米。
こういう犠牲を払ってまで、宝石は必要なものなんだろうか?
基本的な幸せの大切さを改めて考えさせられました。
でも、ジェニファーコネリーって、ショーンコネリーの娘??
ちょっとそっちのほうも気になってしまいました
(^^;)
投稿: トミヤムクン | 2008年6月23日 (月) 01時23分
>トミヤムクンさん
「ルワンダの涙」ですね。今度見てみます。
同じルワンダ内戦を扱った物で「ホテルルワンダ」も凄かったです。
あとフィクションですが、ケニアのナイロビを舞台にしたサスペンス「ナイロビの蜂」も先進国の巨大企業が仕組んだ陰謀劇で面白かったですよ。
この手の映画はいろいろ考えながら見る事ができるので、その後のニュースの見方が変わってきますね!
ジェニファーコネリーの件、wikiで調べたら全くの私の勘違いでした^^;;
昔、映画雑誌に載ってた気がしたんだけどなぁ~
お詫びして訂正させていただきます!
投稿: ぴろQ | 2008年6月24日 (火) 03時04分